市民農園読本
@遊休農地を市民農園に
A特区農園について
B農園開設のメリット
Cドミタスの運営システム
Dドミタスの実績とノウハウ
E菜園利用者の感想
『市民農園読本』は市民農園の開設および当社の業務内容を開設したパンフレットです。(2004年9月作製、A4版8ページ




農業従事者の高齢化や後継者不足などで、農地の遊休化が深刻な問題になりつつあります。

これまで農業は、昭和1ケタ生まれの世代が中心的な担い手となってきました。横浜市内の農業従事者も、大半がこの世代で占められています。
しかし、こうした昭和1ケタ生まれの世代の高齢化が進み、農業従事者が急速に減少しつつあるのが現状です。また、彼らの跡を継ぐ後継者もだんだん少なくなってきています。
このため、耕作されずに荒廃してしまう農地が後を絶ちません。優良農地だったものが遊休地となってしまっているわけです。それをどうするかが、大きな社会問題ともなっています。






定年退職者や団塊世代を中心に、“農的ライフスタイル”の実現を目指す人たちが増えています。

すでに60歳の定年を迎えた人たちや、現在55歳前後の団塊世代の人たちは、地域において第二の人生を送るために多様な生活スタイルや社会活動を模索しています。
とりわけ、自然志向や健康維持、安全な食生活への関心などから、野菜づくりを主体とした農園耕作=市民農園が大きな注目を集めています。横浜市の郊外には、こうした市民農園を利用することによって“農的ライフスタイル”を実現したいという人たちがたくさん在住しています。
遊休化しつつある農地は、彼らのニーズを満たす好適地となるのではないでしょうか。

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農地所有者は、自らの土地を市民農園として開設することができるようになりました。


1990年に「市民農園整備促進法」が施行されて以来、農地利用のさまざまな形態が生まれています。しかし、これまでは農地所有者が直接、市民農園の開設者になることはできませんでした。
農地を市民農園にしようとする場合、その所有者はまず、地方公共団体あるいは農業協同組合(農協)と、所有権の移転または使用収益権の設定を行う必要があり、それを踏まえたうえで、地方公共団体あるいは農協が開設者となって市民農園を都市住民に提供するという形になっていました。
つまり、市民農園の開設は地方公共団体か農協にしか認められていなかったわけです。

この市民農園の開設が、構造改革特別区域制度における特定農地貸付の特例(別掲参照)により、農地所有者にも可能となりました。農地所有者自らが、その土地の適切な利用について地方公共団体と協定を結ぶだけで、市民農園を開設することができるようになったわけです。遊休化・荒廃化に悩む農地所有者にとって、市民農園としての活用がしやすくなったことは、まさに朗報と言えるでしょう。



農地所有者が市民農園として農地を活用する際の仕組み



特定農地貸付の特例

農地法では、一定規模以上の農地を耕作し、農作業に常時従事してその効果的な利用を行う者でなければ、原則として農地の権利取得が認められていません。
「特定農地貸付」はこの農地法の特例として、小面積の農地を短期間、都市住民等に貸付けることを認めるもの。また、自ら農業経営を行っている農業者等が、農地の権利移動を伴わずに農作業を行う利用者へ貸付ける方式もあり、これが構造改革特別区域における新たな「市民農園」の開設方法となっています。
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農地を市民農園として活用すると、自然環境保全が図れるなどさまざまなメリットがあります。

農地所有者にとって、遊休農地等を市民農園として活用すると、以下のようなさまざまなメリットが生まれてきます。



●自ら耕作する必要がありません。

●近所迷惑の心配がありません。

農地を市民農園として都市住民に提供することにより、農地所有者が自ら耕作することなく、農地としての利用を継続させることができます。 農地を遊休化・荒廃化させたままにしておくと、雑草が生い茂って近隣の農地や住民に多大な迷惑を及ぼします。市民農園として活用すれば、そうした心配がほとんどなく、むしろ近隣から喜ばれること請け合いです。







●自然環境が保全されます。


農地は貴重な緑の資源です。遊休化・荒廃化しつつある農地を市民農園として活用することは、そうした自然環境の保全につながり、ひいては地球温暖化対策にも資することになります。
●住民との交流や農業への理解が
得られます。


市民農園を開設することにより、利用する都市住民と交流を図ることができるとともに、彼らの“農的ライフスタイル”実現をサポートし、農業への理解を促進することができます。




●課税が重くなることはありません。


農地を遊休化・荒廃化させたままにしておくと雑種地とみなされ、固定資産税・都市計画税等が通常の農地課税よりも重くなってしまう場合があります。市民農園として活用すれば、税金は農地としての課税のままで済みます。
●借地権を設定する必要はありません。


市民農園を都市住民に提供する際、利用者との間で使用収益権を設定することになりますが、借地権の設定は必要ありません。したがって、先行き借地権をめぐるいざこざやトラブルは発生しません。
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ドミタスは、農地所有者と都市住民の橋渡し役として、いち早く農園の運営・管理業務に着手しました。これまでに培ってきたノウハウと実績をベースに、皆様の農園事業を強力にサポートします。



●煩わしい手間はかかりません。

農地所有者が自ら市民農園を開設できるといっても、申請用の書類(規約の制定、図面の作成など)や市との協定書の締結、さらに農業委員会の承認を得たりしなければなりません。ドミタスは、そうしためんどうな手続きや折衝などを代行しますので、煩わしい手間はいっさいかかりません。

●最適なプランを提案します。

ドミタスは、市民農園として活用する農地について、その立地条件や地域特性などを総合的に勘案し、最適な農園プランを提案。さらに、運営・管理についてもトータルにプランニングします。



●初期の投資コストは不要です。


市民農園を開設するためには、農地の区画割りをはじめ、水の確保(井戸堀り)、休憩所の建設、農機具の設置など、さまざまな整備が不可欠です。ドミタスは、そうした整備作業を一括して行うとともに、それにかかる費用もすべて立替えますので、初期の投資コストはほとんど不要です。








●リスクがなく安定収入が得られます。


市民農園の利用者の募集や選定、区画割当、利用料金の徴収、農園の運営・管理などについては、ドミタスが責任をもって行いますので、リスクはほとんどありません。また、利用状況にかかわらず一定の収益を保証しますので、安定収入を得ることができます。
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ドミタスは、市民農園の運営・管理業務を目的として2000年2月に設立。
同年8月に緑区長津田において44区画の農園をオープンして以来、市民農園のプロフェッショナルとして着々と実績を積み、農地所有者の方はもとより、農園利用者からも厚い信頼をいただいています。



●10か所、358区画を運営しています。特区農園も市内第1号をオープン

運営を受託している菜園は青葉区・緑区・瀬谷区に10か所あり、総面積は17,451u(5,279坪)におよびます。


下表のうち
赤字で表示されているものが特区農園です。(2006年12月現在)

番号

名  称

所在地

開 園

面 積

区画

同面積

緑区長津田第一

横浜市緑区
長津田町

2000年8月
1,660u
(502坪)
44
約29u
緑区北八朔第一 横浜市緑区
北八朔町
2001年4月
2004年8月
2,589u
(783坪)
54 約29u
青葉区さつきが丘第一 横浜市青葉区
さつきが丘
2001年4月 853u
(258坪)
20 約29u
緑区長津田第二 横浜市緑区
長津田町
2001年9月 1,397u
(423坪)
30 約29u〜
45u
青葉区恩田第一 横浜市青葉区
恩田町
2001年10月 798u
(241.4坪)
14 約28u
緑区長津田第三 横浜市緑区
長津田町
2002年9月 3,809u
(1,152坪)
54 約29u
瀬谷区阿久和第一 横浜市瀬谷区
阿久和南3丁目
2004年4月 1,932u
(584坪)
43 約29u
緑区霧が丘第一 横浜市緑区
霧が丘3丁目
2004年4月 1,170u
(354坪)
24 約29u
青葉区しらとり台第一 横浜市青葉区
しらとり台
2004年12月 2,119u
(641坪)
49 約29u
10 青葉区しらとり台第二 横浜市青葉区
しらとり台
2005年4月 1,124u
(340坪)
26 約29u


●充実した設備には定評があります。


ドミタスが運営・管理する市民農園は、屋根付きの休憩所やトイレの設置はもちろん、耕運機をはじめとする農機具も各種取り揃え、利用者に無料で貸出しています。給水設備については、独自に井戸を掘って水を確保するケースもあります。
また、農園には幅広いメイン通路を設けるとともに、区画ごとの境界にも通路を配するなど、利用者が快適に農作業を行えるようキメ細かな配慮を施しています。さらに、外柵も設けるなど防犯対策にも万全を期しています。
井戸掘り後の土砂掃除

全菜園に用意されているホンダ製管理機


●イベントも目白押しです。


ドミタスでは市民農園の利用者を対象に、毎年さまざまなイベントを開催しています。竹炭づくりやタケノコ掘りをはじめ、豊作祈願祭、収穫祭、餅付き、さらに川柳コンテストや写真コンテストなども行い、農園利用者どうしのコミュニケーションを深めています。また「家庭菜園実態調査」も実施するなど、市民農園の普及促進に資する活動も行っています。



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健康的で自然と対話できるのが 市民農園の魅力です。

ドミタス「家庭菜園利用者の実態調査」より)


ドミタスでは2003年春、「家庭菜園利用者の実態調査」を実施しました。家庭菜園(=市民農園)の利用者は、その魅力をどのようにとらえているのでしょうか。
調査結果の一部をご紹介しましょう。




●家庭菜園は身近な趣味です。

「家庭菜園はどのような位置付けの趣味か」という質問に対して最も多かった回答は、「日常的で身近な趣味」というものでした。次いで多かったのが「大切にしたい趣味」という回答。利用者にとって家庭菜園は、かけがえのない生活の一部になっているようです。





●家庭菜園は健康に効果的です。


「家庭菜園が健康面にどのような影響をもたらしているか」については、回答者の約8割が「効果的」であることを認めています。また、運動量については9割近い人が「適度」と回答しており、健康維持に役立っていることがうかがえます。






●家庭菜園は自然を意識させてくれます。


「自然環境とのかかわり」については、「自然と向き合っている」と意識している人が最も多く、過半数を占めています。次いで多かったのが「気候の感じ方が変わった」という回答。雨を大切な自然の恵みと意識している様子がうかがえます。






●家庭菜園は野菜づくりのおもしろさを教えてくれます。


「野菜づくりへの関心」については、「育つ過程がおもしろい」「奥が深い」という回答が群を抜いて高く、ともに過半数を占めました。また「食に直結している」「料理が好きになった」と、食生活へも関心が広がっていることが注目されます。




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