第二回『ハタ川』入選作

第１位	誇り持て　不揃い虫食い　無農薬	長津田の太陽さん
第２位	収穫は　講釈つきの　贈り物	デミタス長津田さん
第３位	自信作　見せられ　手にした品かくし　　畑に立ち　妻から巣立て　濡れ落ち葉　　初詣　豊作祈願　さりげなく	畑菜々さん　　長津田の太陽さん　　栗山さん

番号	得点	作　　　　　　　　　品　　　（５０音順）	作　者
1	●●●●● ●	赤トマト　お先にごめんと　笑うカラス	鎌田さん
2	●●●	秋ナスが　未練で大根　雪の中　　（狭い畑、順番待ち）	小松さん
3	●	足の先　見つけた竹の子　旨かった	詠み人分らず（注）
4	●●●●	植付けた　覚えなかりし　紫蘇繁る	小川さん
5	●●●	畝（畦）づくり　見よう見まねの　畑仕事　（カンニング下山）	鈴木さん
6	●●●●	オーガニスト　虫も寄らない　６２才　　（野菜は虫だらけ、アア～）	小松さん
7	●●	オーナーに　おんぶにだっこの　初収穫	宮崎さん
8	●	オメデタイ　イチに初孫　サンなすび	詠み人分らず（注）
9	●●	思いやる　心の通う　雪の朝	モリトーさん
10	●●	買物帰り　今日は鍋にと　青菜摘み	和田さん

11	●●	稼働率　つい優先し　仕事グセ	モリトーさん
12	●●●	寒中の　けなげな野菜　誰に似た	栗山さん
13	●●●●	来てみても　なすこともなく　たき火かな	一丁目さん
14	●●●	キューり種に　『さつきみどり』　ないだろう　（小松みどり）	鈴木さん
15	●●●●●	狂牛病　牛糞まで　疑われ　　（濡れ衣であって欲しい）	小松さん
16	●●●	苦土石灰　やりすぎたのか　苦土（苦労）する　（過ぎたるは何とやら）	小松さん
17	●	鍬シャベル　初心で洗う　寒空に	モリトーさん
18	●●	耕運機　スピード出ない　ホンダ製	6233さん
19		小作畑　春の息吹の　風薫る	保土ヶ谷宿の小作人さん
20	●●●●	菜園で　嫁と舅（しゅうと）の　絆増し	デミタス長津田さん

21	●●	菜園では　家族の健康も　育ってる　　（ドミタスのお陰）	長津田の太陽さん
22	●	菜園も　農閑期として　湯治場へ	デミタス長津田さん
23	●●	作業より　お茶して談話の　なお楽し	畑菜々さん
24	●	雑草は　根からと初心　独りごち	モリトーさん
25	●	残雪の　固さ冷たさ　肌にしみ	モリトーさん
26	●●●●	失敗を　連作に転化の　３年目　　　　（３年目の言い訳できた）	長津田の太陽さん
27	●●●●● ●●	自慢作　見せられ　手にした品かくし	畑菜々さん
28		霜枯れの　畑さびしく　なりにけり	モリトーさん
29	●	霜柱　踏む足音や　日ノ出待つ	モリトーさん
30	●	霜畑　鳩車ただ　まわる音	保土ヶ谷宿の小作人さん

31		霜降りて　畑耕し　カラス来る	林の大洋さん
32	●●●●● ●●●	収穫は　講釈つきの　贈り物	デミタス長津田さん
33	●	正月菜　すめば畑も　リスタート	一丁目さん
34	●●	職業は　ファーマー（？）とする　定年後	デミタス長津田さん
35	●●●	食材の　すべてが揃う　我が菜園　　（大法螺蕗子）	鈴木さん
36	●●	すでにして　月はのぼりぬ　菜園の暮れ	鈴木さん
37	●●●●	節（せち）料理　うちの野菜と　銚子増え	栗山さん
38	●●	空みあげ　水がほしいと　野菜みる	鎌田さん
39	●●	大コオロギ　我が物顔に　通り過ぎ	宮崎さん
40	●●●●	大根は　オデンにおろし　役者かな　（主役よし脇役よし、大根役者ならぬ千両役者）
40	●●●●	大根は　オデンにおろし　役者かな　（主役よし脇役よし、大根役者ならぬ千両役者）	小松さん

41	●●●●●	退職者　菜園に置く　出勤簿　　（雨にも雪にも負けず。。。）	小松さん
42	●●●●	大豊作　嫌ったミミズに　頭下げ	畑菜々さん
43	●●	玉葱の　苗横倒す　霜柱　　（すげえ力遅植え駄目）	小松さん
44	●●	地下足袋が　霜ふみしめて　畝つくる	林の大洋さん
45	●	土づくり　農水省より　感謝状　　（国土づくりに金かけりゃいっともんでなし）	小松さん
46	●●●	土の応え　かけた愛情　そのままに	モリトーさん
47		冬至迎え　日一日に　夢託し	モリトーさん
48	●●	屠蘇気分　畑自慢に　家族醒め	栗山さん
49	●●●●●	茄子・トマト　女房大根　俺ゴボウ	詠み人分らず（注）
50	●	夏ミドリ　春が青なら　秋は赤	詠み人分らず（注）

51	●	鍋白菜　カキに鱈チリ　種をまく	林の大洋
52	●	２１種　畑混乱　二重植え	宮崎さん
53	●●●●●	主（ヌシ）肥満　されど収穫　ダイエット	デミタス長津田さん
54	●●●	野野草も　負けじとのびる　彼岸花	鎌田さん
55	●	畠通路（みち）　溜り水面（みなも）に　茄子うつり	保土ヶ谷宿の小作人さん
56	●●	畑仕事　無きもせっせと　通いつめ	宮崎さん
57	●●●●● ●●	畑に立ち　妻から巣立て　濡れ落ち葉　（男よ起て）	長津田の太陽さん
58	●●●●●	はちまきし　頑張る白菜　人生訓　　　（ハイ見習います）	長津田の太陽さん
59	●	初客の　てんとう虫に　頬ゆるみ	宮崎さん
60	●	初恋を　思い出させて　苺食べ	詠み人分らず（注）

61	●●●●● ●●	初詣　豊作祈願　さりげなく	栗山さん
62	●●	初雪に　耐える健気さに　声をかけ	モリトーさん
63	●	初雪や　まず菜園の　除雪から	デミタス長津田さん
64	●●	日だまりの　トンネルの中の　正月菜	一丁目さん
65	●●●	冬枯れて　菜園の霜　日ごと厳しく　　（秀逸スズキ）	鈴木さん
66		冬の朝　レタスとイチゴが　寄り添って　　（暖め合う二人）	長津田の太陽さん
67	●●●	踏んばって　山芋掘って　コルセット　（６０男）	長津田の太陽さん
68	●●●●● ●●●●● ●●●●	誇り持て　不揃い虫食い　無農薬　　　（価値観を変えろ）	長津田の太陽さん
69	●●	孫帰り　ホッ～と寂しく　鍬を持つ　　（疲れた～）	長津田の太陽さん
70	●	孫の手を　引いて引かれて　トマト採り	保土ヶ谷宿の小作人さん

71	●●●●● ●	まずたき火　霜立つ朝の　初仕事	一丁目さん
72	●	餅ついて　すぐ息あがる　畑仲間（はたなかま）	栗山さん
73	●●●●	物言わぬ　畑空間　別天地	宮崎さん
74	●●●	やい地主　有給休暇を　ちとよこせ　　（大地労働組合）	長津田の太陽さん
75	●●	野菜たち　ホームページで　花盛り　　（菜園ブーム）	長津田の太陽さん
76	●	休みたい　土さんごめんと　手に種を	鎌田さん
77	●	山芋の　その立派さに　僕萎縮　　　（劣等感）	長津田の太陽さん
78	●●	夜盗虫　キックで殺めてよ　紀香チャン	6233さん
79	●	我が家の　パソコン畑は　夏支度　　　（夏プラン完了）	長津田の太陽さん